システム開発での結合テスト

システムは単体のプログラムで動くことは稀であり、複数のプログラム、あるいは複数の機能別のコンポーネントが1つにまとまっていることが多いです。各プログラムやコンポーネントはさらに分割され、各プログラマにコーディングが発注されます。プログラマは仕様書に沿ってコーディングし、自身の手で単体テストを行って納品となります。システム開発ではこの段階までは外注先が行うことも多いです。

その後、システム開発ではもっとも時間がかかることが多い結合テストが行なわれます。大規模システムの場合には係るプログラマが100人を超えることも多く、結合テストが一回ですむということはほぼありません。多くの場合は何らかの問題が発生することが多いようです。問題が起きた際には問題箇所を作成したプログラマが呼び出されてチェックが行われるほか、作成したソースコードを直接確認することも多くあります。

大規模システムの場合は結合テストが時間がかかることが多いのですが、これを防ぐために各プログラマ向けにコーディングの規約を定め、テストの仕方も定めている場合が増えています。コーディングは自由で、単体テストもどこまでも簡略化できますのでコーディング規約で最低限のソースコードレベルを保てると考えられています。また、結合テストでは仕様書通りでも不備が見つかることがあります。その場合は仕様書の変更をするのか、プログラム側で対処するのかの確認がおこなわれることになります

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